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上海の露店焼肉全てから発がん性物質「ベンゼン」
2015年 9月 23日14:24 / 提供:新華経済

 上海市疾病予防控制中心は、最近行った焼肉などの露店の調査で、30の肉類食品全てから発がん性物質ベンゼン化合物が見つかったと公表した。そのうち3サンプルは基準を超えていた。識者は「焼き物を扱う露店は衛生許可証を取得しておらず、生ものと調理済みのものを分けるなどの基本的な衛生管理もできていない状態だ」と指摘した。

 また、露店で使われている豚肉、羊肉、鶏肉は大部分が価格の安いこま切れ肉などで、必要な検疫検査を受けていないばかりか、色素などが加えられている。また、味を追求するために、わざと焼き時間を短くする露天もある。加熱が足りないため、殺菌効果が不十分となる。